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言語の学習過程

私たちヒトは、言語を学習します。

 

喃語と発音

 

生後2,3ヶ月の赤ちゃんは、
音の遊びを楽しむようになります。

 

「ア〜ア〜」というような発声です。

 

「ア〜ア〜」という発声を、乳児自身が知覚し、
何度も「ア〜ア〜」と発声し、発音を楽しんで遊んでいるのです。

 

それを「喃語」といわれるものです。

 

赤ちゃんは一歳くらいになると、
ある対象と結びつけて言語を使うようになります。

 

これが「発語」というもので、
たとえばイヌであれば「ワンワン」というようなものです。

 

文を構成する

 

一歳半ごろまでの赤ちゃんは、「ワンワン」、「マンマ」、
「ブーブー」などという言葉を発します。
この時代は、前文法的結合時代といいます。

 

二歳に近づく頃になると
「ママ、キタ。」、「ワンワン、イル」というようになります。
この時代は、初期文法形成時代といいます。

 

三歳になる頃には、「イヌサン・ドコ・イル?」
というように、単文形成に変化し、
三歳以降になると、1000語の言語を覚えます。

 

四歳になると1500語、五歳になると2000語、
六歳になると3000語にまで発達します。

 

ですが、このような幼児の言語は、まだ社会的言語ではありません。

 

社会的言語とは

 

社会的言語とは、報告、批判、指示、要求、回答を行うような言語のことで、
コミュニケーションの手段となるものです。

 

幼児期の言語は、3000語までに発達したとしても、
反復や独り言、集団内での独り言のような、
非社会的言語で、集団で遊んでおしゃべりをしていても、
自己中心的で、周りの反応を期待していないような言語となっています。

 

言語はコミュニケーションの手段

 

言語は、コミュニケーションの手段です。

 

そして、思考活動にも欠かすことができません。

 

頭の中での言語活動は、内言と呼ばれ、
コミュニケーションの手段である言語活動は、外言と呼ばれます。

 

そして、言語は周囲からの働きかけがなければ発達せず、
いつまで経っても自己中心的で、
周りの反応を期待しないような言語のままで、
コミュニケーションの手段として用いることができません。

 

また、幼児期に聴覚障害が起こると、
コミュニケーションや思考活動に、
大きな問題が起きてしまうでしょう。