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スキナーとギャンブルの心理

アメリカの心理学者であるスキナーは、
ソーンダイクの問題箱と似た
「スキナー箱」という箱を作って実験を行いました。

 

そして、そのスキナー箱の実験によって、
手段的(道具的)条件付けという学説を発表しています。

スキナーの実験とは

スキナーの箱には、空腹のラットを入れます。

 

スキナーの箱は、側面から一本の横木(バー)が出ています。

 

そのバーを押すと、木のそばからある穴から
小粒の餌が出てきます。

 

ラットは、最初は餌を求めて、盛んに動き回りますが、
そのうち、偶然バーを押してしまいます。

 

すると、餌が出てきます。

 

ラットはそれを食べて飢えをいやします。

 

そのようなことを繰り返していると、
ラットはバーを押すと餌が獲得できることを学習します。

 

バーを押すたびに餌が出てくることを習得してしまったラットは、
もうバーを押し反応をとめることができなくなります。

 

これを「連続強化」といいます。

 

この連続強化とは別に、
バーを押し、反応をするたびに餌は出さず、
数回に一度餌を出してあげることによって学習させる
「間欠強化(部分強化)」という方法があります。

 

この間欠強化という方法は、
ラットは、今度こそは!という気持ちで、
バーをおしつづけるため、
学習に大きな影響を及ぼします。

 

ヒトがギャンブルにはまってしまうのも、
このような間欠強化によるものです。

 

ラットもヒトも、
単純な反射ではなく、
自分の欲求を満足させるために自発的にバーを押し、
コインを入れるのです。

 

つまり、この場合の条件付けとは、
その反応を強める道具になっていることから、
道具的条件付けといいます。