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ワトソンの研究

動物の行動を研究していたアメリカの心理学者「ワトソン」は、
行動主義の立場で研究をしていました。

 

行動主義の立場とは、行動だけを心理学の研究対象とするもので、
「意識」というような主観的現象を考慮しないというものです。

 

因みに、ヴントは、構成主義・要素主義の立場で、
意識という現象がどのような要素から構成されているのかを考え、
ジェームズは、機能主義、つまり意識の機能や働きに付いて考えていました。

 

行動について考えたワトソンは、
科学としての心理学は、客観的に観察することができ、
しかも数量的に測定されるものを研究対象とすべきと主張しました。

 

しかも、ワトソンは、現代社会で実施したら、

ワトソンの恐怖の条件付け

ワトソンは、近所に住んでいた生後11ヶ月の男の子が白ウサギと遊んでいるのを見つけました。
そして、その男の子が白ウサギに触れると同時に、
強烈な音を出したのです。

 

男の子は、その音にびっくりして転倒してしまいました。

 

ワトソンは、このような非人道的な実験を数回繰り返しました。

 

すると、男の子は、白ウサギに対してはもちろん、
サンタクロースの白いひげやベッドのシーツなど、
白いものに対しては何でも恐怖心を示すようになってしまったのです。

 

この実験から、ワトソンは、
自分に大勢の子どもを預けて自由に教育をさせてくれれば、
条件付けの方法を用いて、
どのような人間にもすることができる、
医師にでも弁護士にでも育てることができるといっています。

 

この条件付けの方法は、非人道的な実験であり、研究ですが、
現代の行動療法のもとになっているものです。