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条件反射

帝政ロシアの生物学者バブロフが、
イヌを被献体とし、条件反射の実験をしました。

 

この有名な実験は、唾液腺の研究をしていたバブロフが、
偶然「条件反射」という現象を発見したというものです。

 

なぜ、条件反射を発見したのかというと、
イヌが餌を口に入れていないのに、
食器の音で唾液分泌を起こしたからです。

 

このバブロフは、このイヌの偶然的な出来事をきっかけに、
条件反射という現象を研究しています。

バブロフの実験

(1) 空腹のイヌの口に、肉の粉を吹き込むと唾液が分泌される。
    この現象は、自然的なシステムに従ったものであり、
   それに生じた唾液分泌は、無条件反射である。

 

(2) 空腹のイヌの口に、粉を吹き込む直前、或いは同時にブザーの音を聞かせる。
    すると、唾液分泌が起きる。
    このようなことを数回反復し、訓練すると、そのように訓練されたイヌは、
   ブザーの音を聞かせると、肉の粉を与えないのに唾液を分泌する。
    このような反射は、ある条件下で成立したものである。
    それゆえ、ブザーの音を条刺激
   それによって生じた唾液分泌を条件反射と呼ぶ。

 

 

このような条件反射は、私たちヒトにも見られます。

 

たとえば、食べ物のにおいをかいだだけで唾液が分泌されることがありますし、
「梅干」と聞いただけでも唾液が分泌されます。

 

膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)も、打叩する直前、
或いは同時にブザーの音を聞かせ、
それを数回反復すれば、ブザーの音だけで膝蓋腱反射が起こります。
これも条件反射です。